「保育士を目指す方へ」及び、「よくある質問」(簡単なQ&A)を掲載しています。
「保育士」として保育業務をする場合、保育士の資格を取得する必要があります。
認可保育園では、施設の規模等によって必要な保育士の数が決められていて、有資格者を一定数以上確保することが義務付けられています。
「保育士」資格は、児童福祉法に基づく国家資格で、取得方法としては
①保育士試験を受験して合格する
②保育士を養成する大学・短期大学・専門学校(指定保育士養成施設)を卒業する
の2つの方法があります。
①保育士試験を受験して合格する について
・保育士試験
静岡県では年2回実施されます。
試験科目は、筆記試験が9科目、実技試験が3分野のうち2分野を選択することになっています。
合格した科目は合格した年を含めて3年間有効ですので、1回の試験で全科目を合格できなかった場合でも、再チャレンジがしやすいようになっています。
詳しくは「静岡県HP 静岡県保育士試験について」
・受験勉強
独学も可能です。しかし、試験は出題範囲が広く、内容も専門的です。
通信教育などの受験指導を活用することが効率的です。1年間ほどの期間で一通りの学習をすることができます。
通信教育は、費用が安い・受講期間が短く、自分の生活スタイルに合わせた学習ができるなどがメリットですが、資格試験を自ら受けて合格する必要があります。
②保育士を養成する大学・短期大学・専門学校を卒業する について
・指定保育士養成施設
厚生労働大臣の指定を受けた、保育士養成課程のある大学・短期大学・専門学校です。
学校によっては、夜間・通信の制度もあります。所定の課程をすべて修了し、一定成績以上であれば、卒業と同時に資格取得が可能です。
指定保育士養成施設の場合、費用が高い・履修期間が長い(大学は4年、短大・専門学校は2年)など大変な面がありますが、一定以上の成績で卒業すれば確実に取得できる・講義だけでなく現場の実習がある・学習や就職の相談などフォローが充実しているというメリットがあります。
・求人が増えている
深刻な待機児童問題において、最重要課題とされるのが保育士不足です。保育士人材の需要は高いのです。
・何歳からでも受験できる
保育士の受験資格に年齢制限はありません。学歴は、大学・短期大学・専門学校卒業以上であれば、また中学・高校卒業でも児童施設における実務を経験することで挑戦できます。
・試験対策が充実している
独学で合格するのは難しいですが、通信教育は対策講座が充実していて、自分の時間に合せてマイペースで学ぶことができ、受講費用もリーズナブルです。
・子育ての経験が活かせる
未経験でも、子育て経験のある主婦は即戦力となると採用側では考えています。
また、幼少期の子どもとの関わりの大切さや仕事と子育ての両立の大変さを身を持って知っていますので、「母親のサポートをしてあげたい」「幼少期の時期を大切にしてあげたい」という気持ちを持ってくれていると思います。保育士の意義や、やりがいを強く持つことができるのではないでしょうか。